暑さが去って、肌寒い朝を迎える。 秋のお菓子はお盆を境に店頭に並び始めるけど、だからといってそれはまだ全然秋じゃない。(それより以前に販売されるものは、フライング甚だしく、笑ってしまう) 湿っぽくて肌寒い朝が来たなら、その時が 私がどうしようも…

私は君を忘れ、君も私を忘れる。 どちらが先に忘れるか。そんなことはどうだっていい。 いずれ忘れ合う。 今だって私たちはただの他人だけど、 これからもっと他人になれる。 傷つけ合うことはない。 いや、傷つくのはどうせ私だけだった。 君が傷つく予定な…

今更、綺麗なやつになんてなれないだろう。 私の心が汚れているから、その汚れが表面上に 浮いてきて、もう隠すことができない。 ありのままの私など、絶対に晒さない。 だから、誰かを愛する資格もない。 愛される資格も勿論ない。 神さまは私の汚さを知っ…

なんだ、

なんだ、この殺伐とした気持ちは。 長く続いた不安をやっと切り抜けたのだから もっと喜んでいいはずだし、喜ぶと思っていたのに、この冷静さはなんだ。 笑顔のひとつもでない。 私の心は壊れてしまっているのかな。 指針はマイナスの方向にしか反応を示さな…

平日の昼

なんて平和な空間なんだろう。 バルコニーからは青空と生い茂る緑の葉がみえる。 私は部屋に一人でいて、だれも私がそこに いることを知らない 鏡に映る自分すらそこにいることを教えてくれない。 もし私がこの空間を客観的に操作する プレイヤーなら、いま…

答え

私は、変化する。 私は悪い意味で大人になる。 私は、私ではなくなる。 自分が恐れていた、他人になる。 いつかどうしようもなく共鳴する何かが見つかる。 それは私を救い出す。そんな風に信じていた。 どんな憂鬱の中にも、一筋の光を視界の端に捉えていた…

新たなる出発

この土地においてゆこう。 忘れてしまっていいものすべて。 私の心を少し圧迫していた記憶たち。 この土地に。 新天地へと旅立つ。

また、死

うねる海に行った。 夢の中だ。 青い空のした、深いコバルトブルーの海は うねっていた。 龍の大群みたいでしょ。 と私は、隣の男に囁いた。 彼を私は知らない。私と結婚することになっているようだが 私は彼を少しも愛していないし、現実にそんな男は存在し…

ノートルダムの鐘の音をこの耳で聞いた。星型のドライバーが見つかれば私の人生の歯車が軋む音立て動き出す。2016年6月6日早朝6時26分一睡も眠れなかった夜を越えて。私はその晩、あらゆる忘却を知る。思い出せなくなっている。過去が消える時、私は消えてゆ…

私はなにをしていたんだろう。 と、考えればなにもしていなかった ずっと怖い怖いと言ってそこから動かなかった そうしている間に みんなは恐れながらも、好奇心を機動力にして前に前に進んでいく 私は平凡な道を歩む、面白くもないが危険もない。 好きなも…

死が私を呼んでいる おいでおいで 私を愛する死が私を呼んでいる。 おいでおいで 私は死に飛び込みたいけれど 恐怖を捨てきれない 痛くないよ、苦しくないよ ちょっとだけ、すぐに楽になる そうつぶやいて私を誘う 恐ろしい死 私の命を欲しがる死 おいで、私…

死への恐怖

なにもかもが嫌になって死に逃げようと 夜の海に向かった。ずっと思っていたことだ。 11月下旬の海その日の天候も悪く、高く大きな波は黒い龍の大群のように荒れ狂い、その恐怖に足がすくむ。防波堤の先に一つだけ立つ緑の明かりが、砕ける大きな白い波に…

いい歌を聞いたって いい映画をみたって いい人に触れたって いい絵画をみたって いい涙を流したって いい話を聞いたって いい場所に行ったって いいものを食べたって いい汗を流したって それらによって心がいい方向に流されたって いいやつにはなれないん…

根本的に間違っている そうそうこれはもう根本的に間違っている なにが正義だバカヤロウ。 馬鹿野郎だよ。 どこに正解があるんだなんて そんなこと考えることがおかしい すべて正解で、あるいわ不正解だ そんなことにとらわれているからこうなったんだ いや…

そもそもにおいて間違いなんだ その自分を探るとかそんなこと自体が暇つぶしなんだ ああ、これは本当に困りました。 困りましたよこれは。どうしよう これは本当にやばい。 自分の中に正義がなかった場合、 通したらよいの?! 正義がないんだよ 悪いやつし…

期待していた。信じていた 私だってできると思っていた 変われるんだって だって世の中は変われると言っていたし 正義の心を信じている 私だって少しくらいって思っていたし それなのにさ それなのにだよ 受け入れたくないよそんなつまらない事実を でもそう…

解剖してもなにもない 私は自分が思った以上に浅く きっと思った以上になにもない なにもなかった どうしようなにもなかった 私が知っているわたしが全てで素晴らしい私もいい私もいなかった 私が期待したのは他人を自分に当てはめた私で、私はわたしでしか…

ああ、私も私を欺いていた。 私は私じゃない。 本当の私を閉じ込めて、私は私みたいに生きた うまくごまかしてきた。 私すら、私の味方じゃない。 可哀想だ。どうしたら本当の私を助けてあげられる? その方法を考えてあげる脳だって存在しない。 可哀想だ。…

生きたいとも、死にたいとも思わない 死にたいと思っていたあの時の方がよっぽど 生きて居たんだろう。 お風呂に入りながら急に「あ、大人だ」と思った 見えないけれど、大人になった私がお風呂に入っている 結局、私はなにもわからないまま生きているじゃな…

堅物くん

やろうと思えば、私はいまからだって好きな人に想いを伝えられる。 行こうと思えば飛行機のチケットを買って、日本から抜け出すことができる 街で突然、熱唱することだってできる。 できるけどやらない。 できるけど、やりたいけどやらないことってたくさん…

おい私

何をしているんだ という声を無視する わかってる その声に従えば少しマシになれること でも無視をしてしまう だって怖いんだもん だもん。じゃないよまったく。

怖い。 専務が怖い。 怖い。怖いやたらいろいろ怖い。 私は眠ってしまいたい。 でも怖くて眠れない 私と全く同じ他人が会社に行ってくれればいいのに 私と全く同じだろうと、周りがその子を私だと思っていようと その子が怒られようと私は構わない。私は家で…

善し悪しもわからない いっそ爆発したいと願う永遠の不発弾

でも、悲しくても寂しくても 食事は喉を通るし、笑っていられる、眠れないこともないし、言動は 端から見れば私はいつも通りだ。 自分から見ても、そういうところはいつも通りなんだなと思う。 そういう図太さというかずうずうしさが可愛げないなと思う。 行…

あの人にさようならを言えなかった事に気がついて、お風呂で涙がとまらなかった。 忘れていた。それくらいの仲だけど、たいした仲ではなかったけれど もう一生会えないだろうなと思うと、涙がとまらない。 あの人は多分、泣いてくれないだろう。 今は一人に…

朝起きるとさみしい さみしさから抜け出す方法はどこにもないみたいに思える

悲しい。

悲しまないでほしい。 苦しまないでほしい。 悪夢にうなされないでほしい。 愛想笑いをされると、ああ私は無力だ。救えないんだ。とわかる 大切な人はみんなまとめてビー玉に詰めたい。 あの人もこの人も。 その中はユートピア。悲しみも苦しみもない。 子猫…

さようなら

皆にさようならと言わなければいけない。 もう一生会えなくなる人もいる。 当たり前だった日々にさようならを言う日が近づいている。 寂しくないと思っていたのに、さようならの夢を見て目覚める朝は なんて悲しいのだろう。

触れてほしくないところに触れてみる。 痛い所を突いてみる。 聞いてほしくないことを聞いてみる。 聞きたくない聞きたくない 見たくない言いたくない。 静寂を守りたい 波をたててほしくない。 私は温室に逃げ込んだ 美しい花々が咲いている。 愛する人が微…

少しでいいから自分から離れてみたい。 自分が歩いている姿や話し方や、いろんなものを 他人としてみたら、きっと自分がどういう人間か、分かる気がする。 散々、悩んで、振り回されて、打ちのめされている自分から 離れてたい。他人として意見したい。 とい…