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今更、綺麗なやつになんてなれないだろう。
私の心が汚れているから、その汚れが表面上に
浮いてきて、もう隠すことができない。
ありのままの私など、絶対に晒さない。
だから、誰かを愛する資格もない。
愛される資格も勿論ない。
神さまは私の汚さを知っている。
どんなに美しい歌に心を打たれても
それは、私なんかが行くことのできない世界に流れる歌で、もしくは私はとっくにその世界から追放されてしまった。
たとえ、誰かが隣にいても、私はその人に
愛される権利はない。
それでも、変わろうとしなけらばならない。
汚れを完全に落とすことなんて永遠にできないけれど、だからといって汚れ続けていいわけでもない。